廃車・自動車廃車と手続きガイド
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廃車の手数料・費用は?



 自宅から動かない自動車を引取ってもらったり、
 知人の駐車場で一時的に保管している事故車を引取ってもらったり、
 故障車を直接持ち込んで引取ってもらったり・・・

 といった場合には、
 廃車に必要な手数料や費用は、どのくらい必要なのでしょうか?

 廃車(使用済自動車)の引取許可業者には 大きく分けて3種存在しますので、
 業者別に、必要な概算手数料や費用を簡単にまとめてみました ^^
 (2010年 3月 書類上の廃車手続き(例外) 2種を追加)


ディーラーや中古車販売店

 一番身近な引取許可業者が自動車販売店。

 自動車を購入したお店や、近所にも色々なディーラーが点在していますが、
 このような自動車販売店で、車を廃車にしてもらう場合には、どのくらいの費用や手数料
 が必要と考えていた方が良いのでしょうか。

   ・車両の引取手数料
 無料〜2万円前後。 

 引取可能な範囲内(同市内など)であれば、ごく稀に無料で引取してくれる場合もあるようですが
 (別途書類手続きの手数料)、基本的には、同市内範囲で 1〜2万円前後の引取手数料(キャリア
 カーの陸送費)が必要と考えておいた方が良いでしょう。

 また、中古車販売店によっては、
 自動車を積載するキャリアカーをレンタルしている業者さんもいらっしゃいますので、場合によって
 は、もう少し割高になる事も考えられます(レッカー業者を利用する業者さんも・・・)。

   ・廃車の書類手続き
 1万円〜2万円前後。 

 自動車販売店のほとんどでは、廃車に必要な書類手続きは有料となるでしょう。
 基本的には、車両の引取手数料 + 書類手続き手数料 ・・・といった具合になりますが、
 お店によっては、車両の引取手数料に書類の手続き手数料を含めている場合も多いようです。

 ちなみに・・・ 重量税還付や自賠責保険料の返戻に必要な手数料は、別途必要となるでしょう。
 (1手続きにつき 5,000円前後)
 (※ 参考までに ・・・ こんな引取業者には要注意!(車の廃車買取&税金・保険の返金.com)

   ・その他メリット、デメリットなど
 メリット −−−−−−−−−−−−−−−
 自動車販売店は、ご近所にも沢山点在しており、一番身近に感じられる引取業者さん。
 また、自動車の買い替えを検討している場合には(その廃車にする自動車が下取りになる場合)、
 廃車の手数料が一式 「無料」になる事も。

 尚、ここ最近では、
 廃車引取り + 書類のお手続き = 0円 で 引き受けてくれる自動車販売店もチラホラいらっし
 ゃるようですので、他の廃車方法がイマイチな場合の、最終的手段として考えておかれても良い
 かもしれませんね ^^
 (↑ ただ、自動車販売店が率先して こういった対応を行う裏には・・・ 引取った後に 「買取り
    手」が存在する場合が超多いので、かなり本気で最終手段として考えておきましょう!)

 デメリット −−−−−−−−−−−−−−−
 自動車販売店で廃車を引取ってもらう場合には、
 その廃車予定の自動車に 「価値」があっても、買取りしてくれる事は絶対に無いと言えるでしょう。

 中古車市場では、例え事故車や水没車、過走行車や古い車でも、まだまだ価値のある自動車は
 意外と沢山あるものなんです。
 しかし、自動車販売店は、廃車の買取り専門店ではありませんので、
 その廃車予定の自動車にどんな高額な価値があっても、廃車はあくまで引取依頼として扱い、最
 高でも無料引取り以上の優遇を受けられる事は無いでしょう。
 (※ 参考までに ・・・ 廃車の無料下取りで絶対に喜ぶな!(事故車査定・事故車買取り 情報ガイド)

概算予想平均値 総額 −30,000円 〜 0円
 ※ 但し、下取り条件の場合は無料が最高条件

 
 自動車販売店は、皆さんの最寄にも沢山あり身近な存在ではありますが、
 自動車販売店の基本的な商いは 「売る」「修理」の2点ですから、
 基本的に! 廃車にする場合のお得度」は、かなり低い言えるでしょう。

 また、自動車販売店で引取られた廃車予定の自動車は、
 その後・・・ 必ず! 絶対に! スクラップ屋さん(解体業者)や廃車の買取り専門業者
 などへ流れますので(以下に詳細記載)、
 基本的に自動車販売店は 「単なる仲介役」にすぎず、自動車の元所有者である消費者
 には全く旨味の残らない廃車方法と言えるでしょう。

 お得に廃車するのであれば、他の方法を検討される事をオススメします。
 (↑ 自動車業界人の私・管理人推奨 ^^)


解体業者(スクラップ屋さん)

 普段は、全く身近な存在ではないため、
 スクラップ屋さんは、自動車販売店などの業者専門でしか引取業務を行っていない・・・
 と、勘違いされている方も多いようですが、

 スクラップ屋さんは個人のお客様からも廃車引き取りを行っていますので、
 自動車販売店を経由せずとも、個人的に直接引取の依頼をする事も可能です。
 (※ もちろん、基本的には持ち込みもOK)

 ちなみに、スクラップ屋さん(解体業者)に直接引取してもらった場合には、
 どのくらいの費用や手数料が必要と考えていた方が良いのでしょうか。

   ・車両の引取手数料
 無料〜2万円前後。 

 引取可能な範囲内(同市内など)であれば、基本的に無料 ・・・という場合が多いですが、
 業者拠点から遠隔地へ遠征・・・となれば、別途料金が必要となるでしょう。

   ・廃車の書類手続き
 代行なし、又は無料〜1万円前後。
 (※ 重量税還付手続きの代行は +5,000円〜15,000円くらい)

 スクラップ屋さんの多くでは、廃車の書類手続きの代行は行っていない場合が多いでしょう。
 (※ 廃車の書類手続き不可の場合には、個人で手続きが必要です)

 ただ、近年ではスクラップ車両の激減により、書類手続きの代行まで行ってくれる業者さんも増え
 ているようですし(手数料別途)、場合によっては、廃車引取の 「おまけ(サービス)」として、廃車
 手続きの無料代行までやってくれる業者さんもチラホラ・・・
 (※ 但し! 重量税還付の手数料は別途必要。 自賠責保険の返金手続き代行は不可)

 (※ 参考までに ・・・ 全国対応! 書類手続きまで無料廃車が可能な業者さん
 (※ 参考までに ・・・ こんな引取業者には要注意!(車の廃車買取&税金・保険の返金.com)

   ・その他メリット、デメリットなど
 メリット −−−−−−−−−−−−−−−
 なんと言っても、最大のメリットは・・・
 スクラップ屋さんだと、その廃車予定の自動車を、資源や部品として最大限に評価してくれ、買い
 取ってくれる・・・ というところです ^^
 (※ もちろん、買取りに応じてくれない業者さんもいらっしゃいますが・・・)

 買取り金額は目が飛び出るほど高くないかもしれませんが、
 例え軽自動車でも、自動車は資源と部品の宝庫ですからね〜 ^^
 (※ ここ最近は(2010年現在)、先ずほとんどの自動車は 「お金」になります。)

 但し!
 指定場所まで車両を引取りに来てもらった場合には、引取手数料と相殺される場合がほとんど。

 デメリット −−−−−−−−−−−−−−−
 スクラップ屋さんだと、書類手続きの代行に対応していない場合もありますので、
 車両はお得に廃車したけれど、書類手続きは自分でなんとかしなければ・・・ という事も。

 また、スクラップ屋さんの多くでは、
 その廃車予定の自動車は 「部品」や「資源」としてのみ評価(査定)するので、

 もし、その廃車予定の自動車が根本的に 「中古車として高い価値のある自動車」という場合でも、 そのような買取りにまでは対応出来ませんので、その廃車予定の自動車の 「真の価値」を見逃し
 てしまう事も・・・

概算予想平均値 総額 −10,000円 〜 資源価値で買取
 ※ 廃車の書類手続き費用も含めて概算

 
 スクラップ屋さんは、その存在自体があまり身近ではありませんが、
 実は・・・ 自動車を 「資源」や「部品」として高く評価してくれる業者さんなんです ^^

 例えどんな事故車でも水没車であっても、自動車は資源の塊には違いありませんので、
 他の専門業者(以下に詳細記載)の条件がイマイチ・・・という場合には、
 スクラップ屋さんまでを、視野に入れてみてはいかがでしょうか?
 (↑ 自動車業界人の私・管理人推奨 ^^)


その道に精通した専門業者

 世の中には、その道に精通した・・・
 いわゆる「エキスパート」と呼ばれる業者も多く存在しています。

 「その道」は業種や業界によっても多種多用ではありますが、
 「廃車」というカテゴリにおいては、
 その廃車予定の自動車を、どのように流通させ、いかに価値を引き出すか・・・ という
 道に長けた業者さんも多く存在しています。

 例えば・・・

  ・廃車予定だった自動車を、リサイクルして中古車市場へ流通させる。
  ・国内では需要が低くても、より需要の高い海外へ輸出して流通させる。
  ・事故車専門オークションへ出品し、さらに手を広げた視野で流通させる。

 といった業者さんが、ほんの一部の例です。

 その他、
 廃車予定の自動車の、真の価値を引き出す方法や、
 その道に精通した業者さんに、効率よく手軽に簡単に査定してもらう方法などは・・・

   ⇒ 「事故車や水没車、故障・不動車の買取り一括査定
   ⇒ 「年式が古い車、走行距離が多い車の買取り一括査定

 ↑↑↑ こちらを是非ご参照下さいませ m(_ _)m

 あ、参考までに、
 上記のような専門業者さんに引取ってもらった場合には、どのくらいの費用や手数料が
 必要と考えていた方が良いのでしょうか。

   ・車両の引取手数料
 無料。 

 特異な事故車など・・・よほどの事がない限り、無料引取りが基本。
 引取可能な範囲はありますが、自社のネットワークを駆使して全国無料対応している業者さんも
 いらっしゃいますので、車両の引取手数料はあまり考えなくても良いでしょう。

 但し、廃車予定の自動車が無料廃車、又は買取として成立しない場合に限り
 それでも引取をお願いするのであれば、一般的な自動車販売店と同じくらいの費用が必要。

   ・廃車の書類手続き
 無料。

 書類手続きに関しても、基本的には無料代行してくれる場合がほとんど。
 自分で書類手続きを行う手間もなく、後処理も全てお任せ ^^
 (※ 無料廃車、又は買取が成立した場合に限る)

 ちなみに・・・
 無料廃車や買取が成立し、その自動車を引取ってもらう場合には、
 その自動車の流通方法によって 「自動車重量税」や 「自賠責保険」が戻ってくるかどうかが異な
 りますので、
 (※ 中古車としてリサイクルされるのであれば、税金類や自賠責保険の返戻はありませんし、
    海外へ輸出されるのであれば、重量税の還付は出来ません)

 「重量税の還付」や「自動車税の還付」、「自賠責保険の返戻」などについては、
 その業者さんへ直接相談してみましょう ^^
 (※ 買取成立の場合には、上記のような相当額は買取金額に含めるのが一般的)

   ・その他メリット、デメリットなど
 メリット −−−−−−−−−−−−−−−
 その道に精通した専門業者さんに査定してもらう・・・という事は、
 事故車だろうと年式の古い車だろうと・・・
 その廃車予定の自動車が持つ 「真の価値」を引き出せる唯一の方法です ^^
 (※ 追記参考 ⇒ 「ダメージカー流通市場の現状知識(事故車査定・事故車買取り 情報ガイド)

 要は・・・
 廃車だと思っている車でも、いくらかの価値で買取ってもらえる! 可能性もあるという事。
 (※ 場合によっては、買取が不可能な場合もあります)

 「海外輸出」・「中古車リサイクル」・「部品や資源」など、
 ありとあらゆる流通ルートで活躍されている専門業者さんに査定してもらえるだけあって、
 自動車販売店に引取ってもらうより、スクラップ屋さんに引取ってもらうより、当然!断然お得な
 廃車が出来る可能性がありますよ〜 ^^

 デメリット −−−−−−−−−−−−−−−
 部品や資源として、解体前提で引取られる場合には、
 その引取業者さんによっては、スクラップ屋さんの方が好条件の場合も。

 また、どうしても買取や無料引取が難しい車両の場合には、
 引取手数料や手続き手数料など、別途各手数料が必要となる場合も・・・

概算予想平均値 総額 -10,000円 〜 資源、その他市場相場で買取
 ※ 買取金額は自動車によって異なりますので、得られる金額は未概算

 
 廃車を考えるなら・・・
 真っ先のいの一番に検討してもらいたいのが、↑このような、その道に精通した専門業
 者による買取&引取査定です!

 ただ、一般的には、
 その道に精通した専門業者さんを選別・検索したりするのは、一個人ではなかなか難し
 い事なので・・・

   ⇒ 「事故車や水没車、故障・不動車の買取り一括査定
   ⇒ 「年式が古い車、走行距離が多い車の買取り一括査定

 ↑↑↑ と、このような一括査定サイトをご利用されるのが、
 本当に簡単で手軽な方法ですよ〜 ^^

 海外輸出業者(輸出先も色々ありますし)やスクラップ業者さんはもちろんの事、
 中古車の再生リサイクル分野に精通している業者さんなども査定に加盟していますので、
 手間をかけることなく、一気にその自動車の 「真の価値」を知る事が出来ちゃいます ^^
 (↑ 自動車業界人の私・管理人推奨 ^^)

 是非! \(^o^)ノ


行政書士
  (例外 その1)

 廃車の書類手続きだけならば、最寄の行政書士でもお手続き可能です。
 自動車の廃車引取は出来ませんが、
 例外として簡単にご紹介しておきますね ^^

 廃車手続きの自治体(運輸支局や軽自動車検査協会など)から遠隔地でも、
 行政書士ネットワークで郵送・返送しての手続きが可能なので、意外と手数料が割安な
 場合もあるようです。

 また、廃車手続きの自治体(運輸支局や軽自動車検査協会など)に隣接する行政書士
 に、直接ナンバープレートや書類一式を郵送し、廃車手続きをしてもらう技を使えば、
 手数料が3,000円〜5,000円程度で済む場合も・・・

 参考までに・・・

   ⇒ 「都道府県別、管轄地区別の地方自治体ガイド(管轄区の行政書士情報も)
   ⇒ 「ナンバープレート種別の、管轄・地方自治体ガイド


自分で手続きする
  (例外 その2)

 個人で自動車の解体処理は出来ませんが、
 抹消登録などの書類上の廃車手続きなら、もちろん個人でも可能です。

 自分(個人)で廃車の手続きを行えば、
 運輸支局や軽自動車検査協会などの地方自治体までの往復運賃と、手続き手数料が
 無料〜350円程度で済みますので、
 業者さんに見積もってもらったところ、廃車の書類手続きに手数料がけっこう必要・・・と
 いった場合には、是非ともご自分でチャレンジされてはいかがでしょうか?

 ちなみに・・・
 重量税の還付手続き自賠責保険の返金手続きも、ご自分(個人)で手続き可能です
 ので、廃車手続きのついでにチャレンジされてみては?

 もし、ご自分で廃車の書類手続きが可能であれば、
 廃車予定の自動車は専門業者で買い取ってもらい、手数料の必要な書類手続きをご自
 分で行えば、最もお得な廃車方法となるかもしれません。

 参考までに・・・

   ⇒ 「都道府県別、廃車手続きをする管轄地方自治体ガイド
   ⇒ 「ナンバープレート別、廃車手続きをする管轄地方自治体ガイド


その他 関連するページ

廃車の処分先は???

↑ その他 スクラップ車両の処分先には、どんなところがあるの?
クルマのみ処分して欲しい・・・ といった場合には!?




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